有田焼 抹茶碗 最高峰 ── 俗世からの接続を解除する「掌宇宙」の定礎

人間の作為を完全に手放した果てに現出する黒金宇宙の深淵。大衆の日常から接続解除し、選ばれた後見人の実存を定礎する精神のインフラ。石の理性が宿る真右エ門窯の金油滴天目抹茶碗(掌宇宙)。

有田焼の最高峰たる抹茶碗は、日常の道具ではない。
俗世からの「接続を解除」し、精神の静寂を取り戻すための特異点である。

掌(てのひら)に広がる黒金の宇宙。
そこに茶を点て、ルビーの赤、宝石紅に精神を沈める。
猛火の規律によって定礎されたこの絶対的な静寂こそが、
『精神のインフラ』の究極の作動形態である。

真右エ門がもたらす茶碗は、茶を喫するための単なる器ではない。
選ばれた者の脳を冷やし、本来の静寂(Natural State)へと回帰させる
「審美的鎮静」の装置である。

馬場泰嘉

人間の作為を完全に手放した果てに現出する黒金宇宙の深淵。大衆の日常から接続解除し、選ばれた後見人の実存を定礎する精神のインフラ。石の理性が宿る真右エ門窯の金油滴天目抹茶碗(掌宇宙)。

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