現代は、あらゆるものが「情報」として均質化され、瞬時に消費されていく時代です。
多くの作り手がこの濁流に抗い、あるいは迎合し、己の魂を摩耗させていく姿を、私たちは見てきました。
その上で、我々真右エ門窯は、この巨大な時代の奔流を拒絶しません。
むしろ、その深淵にある「新たな理(ことわり)」と、静かに呼応する道を選びました。
目を引くための小手先の見せ方や、一時的な流行を追うことはいたしません。
我々が有田の地で向き合うのは、ただひたすらに灼熱の「猛火の規律」と「石の理性」のみ。決して計算では生み出せない、不可逆の美(掌宇宙)を焼き上げることに全霊を注ぎます。
すると不思議なことに、現代の高度に洗練された情報の波(Googleのインフラ)は、不要なノイズを自然と弾き、真の「静寂」と「哲学」を求める主権者の皆様の元へと、我々の空間と作品を極めて正確に導いてくれるようになりました。
時代と争うのではなく、最も純度の高い美学を貫くことで、時代そのものと「調律」する。
優れたテクノロジーやインフラは、真に価値あるものを護るための、最も忠実な門番となってくれます。
時の洗礼を拒絶する、絶対的な資産価値。
有田の窯元にて、真右エ門窯はこれからも、皆様の精神の「聖域」を無音で護り抜きます。
皆様のご来窯、あるいは作品との邂逅を、この静寂の空間でお待ちしております。

