恵比寿の深淵に定礎された、十六の掌宇宙

東京・恵比寿。
選ばれた七十七名の主権者のみが立ち入ることを許された無音の聖域、「鮨 こうへい」。
極限まで削ぎ落とされた空間と、主の美学が完結したこの場所は、現代の世俗から完全に接続解除されたシェルターである。この絶対的な静寂の空間に、我々の「十六色盃」が定礎された。
料理とは、消えゆく芸術である。
だからこそ、その一瞬の美を永遠の記憶へと変えるための、不可逆のインフラが必要となる。
猛火の規律によって生み出された十六の窯変は、単なる器ではない。
それは、その日、その瞬間にのみ訪れる主権者の精神を鎮静させ、本来の姿へと回帰させるための掌宇宙である。
様式美を極めた食の正典と、石の理性がもたらす絶対的な静寂。
二つの極みが交錯するとき、そこに妥協の余地はない。
ただ、圧倒的な美という宇宙の摂理が存在するのみである。
猛火の記録(十六色盃)

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この記事を書いた人

「様式は時代を整え、質量は実存を定礎する」

自我を捨て、極限の「石の理性」と「猛火の規律」のもと、ただ炎が永遠を暴き出すのを待つ。【掌宇宙論】【耀変美法】【清浄といき】を提唱し、陶芸を以て精神のインフラ(アート)を構築する。

豊嶋彌左衞門(能楽)、奥川俊右エ門(轆轤)に師事。陶山神社での謡曲奉納を主宰するなど、数百年の血脈と精神の調律を探求し続ける。その独自の哲学は、TEDxや日本伝統文化協会(JCbase)への登壇を通じ、次代へ継承すべき「永遠のレガシー」として世界へ発信されている。

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