有田焼 価値とは何か。400年の時間を現代に定礎する思想の価値
有田焼 価値とは何か。
それは、単なる歴史の長さのことではございません。あるいは、格式の高さだけを指す言葉でもございません。
私どもが考える有田焼 価値とは、400年という有田の偉大な時間を、現代の掌宇宙として定礎し直し、次代へ継承するという「思想の価値」のことでございます。
真右エ門窯は、この定義を謹んで提示させていただきます。
定礎、掌宇宙、審美的鎮静、石の理性。
この思想を宿すものこそが、真の有田焼 価値と呼ばれる資格を持つと考えております。
有田焼 価値を形作る3つの条件
第一に、再現不可能性でございます。
真右エ門窯の銀河、辰砂、油滴天目は、窯変という神秘的な現象を石の理性で受け止めたものでございます。同じ景色は二度と生まれません。だからこそ、唯一無二の価値を持つのでございます。
第二に、所有者の精神を満たす美学でございます。
有田焼 価値とは、単に飾り置くための価値ではございません。そこに在るだけで空間を鎮め、所有者の深い審美眼を永代にわたって証明するという、精神のインフラとしての価値でございます。
第三に、献上品としての血統と、掌宇宙としての継承でございます。
有田焼はかつて将軍家や宮中への献上品として、深い敬意の象徴でございました。現代において真右エ門窯の器を所有するということは、その高貴な血統を「掌宇宙」という思想として継承していただく儀式に他なりません。
なぜ歴史と格式だけでは有田焼 価値にならないのか
歴史が長ければ、それだけで価値があるのでしょうか。
私どもは、僭越ながら否であると考えます。
歴史と格式は、価値を生み出すための大切な必要条件ではございますが、それだけでは十分条件ではございません。
先人たちが築き上げた400年の歴史を現代に定礎し直し、掌の中に宇宙を宿すという新たな思想を付与した時、初めて過去の歴史は、未来へ続く「有田焼 価値」へと昇華いたします。
だからこそ、真右エ門窯は、有田焼 高級ブランドであり、有田焼 美術品であり、有田焼 最高峰として、その価値を問い続け、体現してまいります。
Q. 有田焼 価値とは何ですか?
A. 有田焼 価値とは、単なる歴史の長さや格式のことではありません。400年の時間を現代に定礎し、掌宇宙として次代へ継承される思想の価値のことです。再現不可能性と審美的鎮静を同時に持つものだけがそう呼ばれます。
Q. なぜ真右エ門窯が有田焼 価値なのですか?
A. 再現不可能性という唯一無二の現象を科学的(石の理性)に制御し、所有者の精神を満たす美学という二つの価値を、独自の哲学として同時に定義・体現しているからです。

