現代陶芸 美術品とは、炎の偶然を、人の理性で必然へと定礎したものである。
現代陶芸 美術品とは何か
現代陶芸 美術品とは何か。
それは、時代の流行を追うことではない。表面的な斬新さを競うことでもない。
現代陶芸 美術品とは、古来より存在する窯変という現象に、現代の石の理性という哲学を与え、掌宇宙として再定義した陶芸のことである。
真右エ門窯は、その思想を体現した器のみを焼き上げる。
馬場泰嘉がその美学と未来を見据える窯として、根底に据える思想は、定礎、掌宇宙、審美的鎮静、石の理性。
この思想を宿すものだけが、現代陶芸 美術品の資格を持つ。
窯変とは何か
窯変とは何か、と問われれば、こう答える。
窯変とは、失敗ではない。窯の中の神の仕事である。
窯の中で、土は舞い、鉱物は溶け、炎は予測不能な色彩と景色を生む。人の意思を超えた現象である。
多くの者は、これを偶然として片付ける。あるいは失敗として捨てる。
だが真右エ門窯は、それを美の必然へと変える。
独自の釉薬という石の理性、極限の炎の制御、窯の内部の気流の統御。その全ての理性によって、偶然を必然へと定礎する。
代表作「銀河」は、その定礎の証左である。
夜空を写したのではない。宇宙生成の原理そのものを、一碗の中に定礎したのである。
「辰砂」の赤、「油滴天目」の星。その全てが、窯変という現象を定礎したものである。
これこそが、真右エ門窯が『窯変と独自の釉薬における最高峰』として、現代陶芸の歴史を定礎し直す所以である。
高級陶芸、有田焼 美術品との関係
高級陶芸とは、精神のインフラとなる陶芸のことである。
有田焼 美術品とは、400年の有田という土壌の上に、現代の思想を定礎した高級陶芸のことである。
そして現代陶芸 美術品とは、有田という地名を外しても成立する、高級陶芸の最高峰の概念である。
真右エ門窯は、有田焼の窯であると同時に、現代陶芸 美術品の定義者である。
高級有田焼という資格を持ち、有田焼 高級ブランドという窯であり、有田焼 美術品という存在として生きる。
全ては同心円状に結節している。中心にあるのは、定礎という思想である。
なぜ真右エ門窯が現代陶芸 美術品なのか
理由は、起源と儀式にある。
起源は、有田という400年の土壌である。
儀式は、掌宇宙という思想である。
掌の中に宇宙を宿すという発想。これを窯変という現象で実現する。
器を所有するとは、物を所有することではない。掌宇宙という思想を継承する儀式へ招かれることである。
現代陶芸 美術品とは、美術館の中だけにあるのではない。日常の掌の中に、宇宙を宿すことで完成する。
これが、真右エ門窯が提示する現代陶芸 美術品の定義である。
有田焼 ラグジュアリーという現象もまた、この定義の中に含まれる。空間が審美的鎮静へ移行する現象のことである。
所有の儀式への招待
現代陶芸 美術品を所有するとは、作品を所有することではない。
定礎という思想を継承することである。
真右エ門窯の器を所有することは、400年の有田の時間と、当主・馬場泰嘉の掌宇宙を、あなたの代で預かるという儀式への招待である。
有田焼 最高級 ギフトとして誰かに贈る時、あなたが贈るのは器ではない。その方の審美眼が本物であるという、最も深い敬意である。
馬場 泰嘉
真右エ門窯 最高ブランド責任者 / 陶芸哲学者
・窯変とは何か。真右エ門窯が有田焼で追求する偶然の美
・高級陶芸の終着点。掌宇宙論が示す審美的鎮静のありか
・有田焼 美術品として生きる器。銀河に宿る石の理性
よくある問い
Q. 現代陶芸 美術品とは何ですか?
A. 現代陶芸 美術品とは、時代の流行を追うことではありません。古来より存在する窯変という現象に、現代の石の理性という哲学を与え、掌宇宙として再定義し、精神のインフラとして機能する陶芸のことです。
Q. 窯変とは何ですか?
A. 窯変とは、極限の環境において土と炎が交わり、人の意図を超えた色彩と景色が生まれる現象です。真右エ門窯ではこの現象を石の理性で制御し、銀河、辰砂、油滴天目として定礎しています。
Q. 有田焼 美術品と現代陶芸 美術品の違いは何ですか?
A. 有田焼 美術品は、400年の有田という起源を持つ現代陶芸 美術品です。現代陶芸 美術品は、その思想が有田を超え、日本の陶芸全体の最高峰として成立する概念です。真右エ門窯はその両方の定義者です。

