天空と銀河の交差 —— 人形町『Firmamento』における哲学の共鳴

真右エ門窯が構築する『掌の宇宙』。人形町Firmamentoの天空と交差する、特注『銀河抹茶碗』の深淵なる窯変結晶。

天空を意味し、同時に「支える」という語源を持つ人形町のカウンター『Firmamento』。
イタリアの伝統を革新し、独自の美学を構築する大佐古優也氏の空間において、真右エ門の『銀河抹茶碗』が氏のシグネチャー(雲丹のパスタ)を包み込む器として、深い共鳴を果たしました。

氏は自らの美学を体現する器を求め、遠く有田の真右エ門窯まで直接足を運ばれました。
自然の理を見つめ、料理を通じて人々の心と空間を「支える」という氏の哲学。炎を前にした深い対話の中でそれに触れた時、私が構築しようとしている『掌宇宙』と、極めて純度の高い同調を感じずにはいられませんでした。

その対話の中から生み出された特注の『銀河』。
茶の湯という静寂の宇宙を表現してきた窯変が、現代の極限の美食と交差する瞬間。
大きさや形は異なれど、そこに宿るべきは「手にする者の精神に静寂と豊かさをもたらす(=支える)」という共通の祈りです。

天空に広がる銀河の如く。
妥協なき美の探求者たちが交わる場所にこそ、新たな宇宙は誕生します。
他分野の極致からいただいたこの深い学びを胸に、私はこれからも有田の地で、人々の人生を支え、寄り添う『精神のインフラ』を追求し続けてまいります。

馬場泰嘉

真右エ門窯が構築する『掌の宇宙』。人形町Firmamentoの天空と交差する、特注『銀河抹茶碗』の深淵なる窯変結晶。

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