本稿に掲載する2枚の写真は、ウィーンのホーフブルク宮殿にて歴史的な展示を指揮された服部譲二様のマネージャー様より、有田にいる私へ直接お送りいただいたものです。
私は今回、現地ウィーンへは赴いておりません。しかし、この遠く離れた有田の地で写真を手にした瞬間、服部様が成し遂げられた偉業の深淵に触れ、深い畏敬の念を抱きました
ホーフブルクの重厚な窓辺
服部様が自らの眼で切り取られたこの静謐な情景には、過去と未来を繋ぐ開拓者の、透徹した眼差しが宿っています。有田で極限の炎と向き合い、『掌宇宙』を定礎する実務に就く者として、氏の空間に対する深い哲学に強い共鳴を覚えます。

頂きに立つブルク劇場の鷲。
それは、常に先陣を切って未踏の領域を切り拓く者の、誇り高き孤独の象徴に思えます。
服部様がこの威圧的な歴史の重みの中で、どれほどの重圧を越えてこられたか。
有田に留まる私には、推し量ることしかできません。しかし、過去の栄光に寄りかかることなく、現在における「不動の実務」をもって世界を切り拓くそのお姿は、私どもにとりましても至高の指針であります。
結びに、この歴史的瞬間を共有してくださった服部譲二様に、有田の地より心からの賛辞と深い感謝を申し上げます。
写真提供:服部譲二 様のマネージャー様
文:馬場泰嘉(真右エ門窯 専務 / CBO)
※本稿は、現地ウィーンで偉業を成し遂げられた服部様への深き敬意と、送られた写真群から放たれる圧倒的な熱量に対する、有田からの呼応として寄稿いたします。

