私たちがこの世界に定礎するのは、単なる器ではありません。
置かれた空間の空気を張り詰めさせ、「絶対的な静寂」をもたらす精神のインフラです。
極限の炎が偶然に生み出す「窯変」の景色。
それは人間の意図や支配を超越した宇宙の摂理だからこそ、見る者の理性を静め、本能の奥底に語りかけます。
激動の現代において、常に重責を担い、孤独な決断を迫られる方々。
その疲弊した心を無音のシェルターで包み込み、本来の静寂(Natural State)を取り戻すための「揺るぎない重心」。
掌の宇宙が、空間の次元を書き換える。
それが、私たちの提示する美の深淵です。
真右エ門窯 CBO 馬場泰嘉

