絶え間なく情報が氾濫し、あらゆるものが刹那の消費へと飲み込まれていく現代。
数多のモノが市場に溢れ、人々が「目新しさ」や「価格」という終わりのない狂騒に酔いしれる、巨大なうねりの時代。
変化し続けるその景色は、ある種の豊穣なる生命力であるのかもしれません。
一方で、その終わらない大衆の熱狂の只中にあって、我々真右エ門の聖域は、ただ一つの『精神の静寂』を維持し続けております。
世俗の流行や、時代の要求に合わせて自らを切り売りし、姿を変えることはいたしません。
我々が猛火の規律をもって抽出するものは、一時的に消費されるための器ではなく、この惑星に未来永劫残る不可逆の『石の理性』であるからです。
妥協という名の終焉を完全に拒絶し、極限の炎のみと対峙する。
世の中がどれほど狂騒に包まれ、あらゆるものが喧騒の中で消費されようとも、我々の『掌宇宙』は一切のノイズから【接続解除】された絶対的収束点【Ω】として、ただそこに存在し続けます。
過酷な重圧の最前線に立ち、世間の喧騒に疲弊した選ばれた後見人たちへ。
もし、ご自身のアイデンティティを映し出し、精神を整えるための『審美的鎮静』を渇望されるのであれば、我々の無音の聖域へお越しください。
決して妥協を許さぬ『存在の重み』のみを定礎し、深淵にてお待ちしております。
真右エ門窯 CBO
陶芸哲学者 馬場 泰嘉

