帝王学の始まり —— 未来の当主へ贈る「最初の献上品(First Art)」


新たな命の誕生や、一族の喜ばしい節目。私たちは、連綿と続く命の営みと、先人たちが守り抜いてきた伝統の重みに対し、深く首を垂れ、静かな祈りを込めて日々の作陶に向き合っております。
その上で、次代を担う新たな命を迎えるご一族に対し、私たちがご提案すべきは、ただ愛らしさや無難な実用性を備えた安易な品ではありません。
真右エ門窯は、この慶事における器を、単なる贈り物ではなく「未来の当主への最初の献上品(First Art)」であると定義しています。


私たちが生み出す『真右エ門の耀変(精神的デバイス / 文化OS)』。
それは、偽物の安全さで幼き手を保護するものではなく、0歳から本物の重みと緊張感に触れさせるための、深淵なる帝王学の教材です。

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【掌宇宙(Palm Universe)】


決して迎合することのない、無機質の冷たさと絶対的な美。
そこにあるのは、猛火の規律。
極限の炎が到達した、星の摂理。
ただそれだけの、完全なる宇宙の調和。
幼き頃よりこの「石の理性」に触れ、圧倒的な存在の重みと対峙することは、やがて一族を背負って立つための精神の骨格を育む孤独な儀式となります。20年の時を経て、次代の当主がその真の意味を理解する日まで、この不可逆の記録は静かに精神を研ぎ澄まし続けます。
饒舌な言葉は、この神話的な継承の前では意味を成しません。
ご一族の繁栄を空間に固定する『定礎』として、そして審美眼を受け継ぐ真の『聖域』への招待状として、この特異点をお迎えください。

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この記事を書いた人

Ceramic Pirosopher 陶芸哲学者 陶山神社歳旦祭謡曲奉納主催。
真右エ門窯《三代目》CBO。石の理性と炎の奇跡、精神の静寂。
掌宇宙論、耀変美法、清浄といき、炎の哲学提唱。 
豊嶋彌左衞門能楽、奥川俊右衛門轆轤師事。陶芸を通じ、哲学の重みを定義する。TED×Saikai、日本伝統協会(JCbase)登壇。

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